シュラッダー श्रद्धा

アーユルヴェーダの経典「チャラカサンヒター」には、まず教える者と教わる者の姿勢、態度が述べられている。

ふだん、ヴェーダーンタのクラスを受けていても、先生方がおっしゃるのは、このことをとても大事に慎重で何度も何度も。

 

そのなかで、シュラッダーという言葉があり、教えてくださる先生と聖典の言葉に信頼をおくという教えがある。こう書くと当然すぎることなのだけど、これが身に染みて確信的に理解できてきたのは最近である。

 

先生に何度も何度も何度も、そうしなさい、そうしてはいけません、と言われても意味が分からないことのほうが多かった。後から学んでくる人が増えてきて、どうするのですか?と聞かれることが多くなったからかもしれない。

後に続く人たちに、間違った伝統を伝えないためにも、わたしが、わたしの言葉で伝えるのではなく、先生方が伝え続けてきた言葉を腑に落としてから、伝えてみる。この繰り返しに、ようやくシュラッダーということはこうゆうことだと理解できた。

シュラッダーについて

http://sanskrit-vocabulary.blogspot.com/2015/09/setusama.html