日々のサンスクリット語とヴェーダーンタ

サンスクリット語が「洗練された言語」と呼ばれる理由は、その文法体系が美しく整っていることにあります。

(中略)精密にシステム化されていることから、正しい学び方をすれば言葉の成り立ちから文章構造までの全てを、おのずとシステム的に把握できる言語なのです。現代のコンピューター言語はこのシステム化された文法体系を基礎として成り立っていつおいっても過言ではないでしょう。

正しい方法を通じて学習されたサンスクリット語は、学習する人の考えや認識を整理整頓してくれます。(後略 Medha Michika  先生著「わかりやすサンスクリット語の正しい発音と表記」より)

 

ということで、わたしは一日に1時間~8時間、長さは日によるのですがサンスクリット語に向き合ってます。もちろん読解したいというのもありますが、読解作業を通じてとても頭が整理されマインドが落ち着いていくからです。

 

物事を論理的に、シンプルに、かつ包括的にとらえるトレーニングに最適です。

 

最近、仕事で会議が多くなりました。

この会議というのはとても理路整然とした思考回路がアウトプットされることが必要だと、サンスクリット語の勉強で鍛えられたものが使えます。

ところが!

良い会議と悪い会議が極端なことに気づきました。

女の人の多い会議、感情的ですね。

そもそも何のテーマで、何が問題で、この先どうしていくかのナビゲーターもしっかりしていないと、ただの井戸端会議、好き嫌いの感情だけでおしゃべるするひどい会議で終わります。わたしはそんな日は、心が乱れて眠れません。どうして、ちょっと考えるという頭が持てないのだろう、感情で何が解決するのだろうと思います。

女性蔑視ではありません。でも理論的に考えるという思考が女の人には欠けているようです。好き嫌い、の世界観が強すぎます。

 

理路整然とした思考、バランスのとれた発言、目的もゴールもよく考えられた、司会も明晰な会議は、素晴らしい時間ですどんな舞台を観るより感動することがあります。

 

このように日々の仕事、会議にサンスクリット語の勉強の成果が、デーヴァナーガリー文字ではなくともあらわれます。そして、好き嫌いで行いをすることがマインドにどう影響するか、またダルマに沿った行い、行いにイーシュワラをみられるかなどヴェーダーンタの教えも日々の生活にいつもついてきます。

 

写真は9つの文法体系を知っているハヌマーンジ